25年の刻(とき)を超えて——御神木ベラボーチェからの継承
- lifesound
- 7 時間前
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ふと思い出し、胸に去来した物語があります。ライフサウンドの歴史において、大きな転換点となっているスピーカーの記憶です。
この話は信じて頂けるか不明ですが、呟いてみます。
ライフサウンドの歴史の中で大きな変換を即してくれたのが、神木社のベラボーチェというスピーカーです。そのベラーチェには三種類が存在しました。
初代、シグネチャー、そしてリファレンスと。
現在、ライフサウンドに存在しているのはリファレンスです。
Dynaudioのスピーカーユニット使用し、スピーカーのボディ構造が独特で、各面の内部構造を全て変えることで、ボディの固有共振を気に排除した独特の設計でした。3wayでありながら、その構成によって2wayの純粋に一致する的密度を実現しているのです。
スピーカーユニットは、その配置により2ウェイに相当する工夫がされていました。
さらに内部配線材は、全て単線ですが、各スピーカーユニットに合わせて配線材の太さが異なりました。そして神木社の独特のチューニングが、各スピーカーユニットに施されていました。メインはマッピンゴディスクによりエネルギー調整がされていました。そして天板にもマッピンゴディスクを3個正三角形の各頂点に位置する場所は配置することになっていました。ボディーはバーチ材の合板で構成されていたのです。
そこから生み出される音楽は多くの多くの音楽ファンを魅了していました。
アメリカのラスベガスで2000年に開催されたCESで出品をされていると、著名なオーディオ評論家が訪ねて来られて、そのサウンドを聴いて「私も欲しい! 買いたい!」と言われたのですが、神木のメンバーのリダー役のドクター・タンは断りました。
私は不思議に思い「何故、断ったのか?」と理由を伺いました。「有名な評論家が褒め、実際に購入されれば、確かに売れる。それでも、この音の真髄を理解できない方たちが押し寄せてくる。そうなれば本当にこの音を必要としている方へ届けることが困難になる。だから、売らないのです。」その言葉は、私の理念と重なるものでした。
確かに殆ど手作りで、内部のチューニングに手がかかります。量産は出来ない事は分かっていましたので、さらに納得した次第です。
それから25年ほどの月日が経ち、それらの理念の最後の表現として存在しているのが
ライフサウンドにあるリファレンスなのです。
何故、最後と言えるのかといえば、最後の在庫を店主が手に入れたからです。Dynaudioがユニット供給を停止したことで、ベラボーチェは、その生産に幕を閉じました。
現在、ライフサウンドにあるこの一組は、まさにその歴史の最終章を飾る存在です。

ライフサウンドのベラボーチェは御神木(ごしんぼく)としています。
その理由は、ライフサウンドに上陸して25年間、このリスニングリームで展開されるサウンドを聴き続けてきました。ケーブルの成長やアンプたちの変遷、さらに多くのお客様のお好みのディスクによる再生、アナログ&CD再生やハードディクスプレーヤーによる再生などなど。
この25年間の経験を全て店主と共有している存在になっているからです。
画像を見ると様々な場所にオリジナルスピーカーが置かれています。音響的に問題が無いといえば嘘になりす。しかし、異なる目的もあったのです。
それはベラボーチェをお持ちのお客様からアンプのご相談を頂き、そこで現在のメインスタッフであるROTELたちをお薦めしました。
その後、試聴のために、ROTELのRA1572Mk2とMICHI X5S2でベラボーチェを鳴らしてみて状態を確認することになりました。
久しぶりに働くことになったベラボーチェですが、その25年の経験を持った存在から、後輩であるライフサウンドのオリジナル化されたスピーカーたちに、その経験を伝えてもらことにもしたからです。
画像は、ベラボーチェの再生が終わり、その経験を受け、最初に再生をしたのがSpecialWhite10Mk2。
これからベラボーチェは退席して、SpecialWhite10Mk2が再生をするためにセッティングしているところです。
昨晩、この25年の経験を宿した大先輩から、SpecialWhite10Mk2へ、その音楽性を継承させる試みを行いました。結果、10センチユニットからは想像もつかない低音と生命力が溢れ出し、気づけば深夜0時半まで、時の経つのも忘れて音楽に没頭してしまいました。
そして、その他配置しておいた、他のオリジナル化したスピーカーたちも同じ様な結果を出してくれるでしょう。




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