お客様のご感想
栃木県にお住まいのTさんからご感想を頂きました。
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いつもお世話になっております。
先日はMICHI X5S2の内部配線材交換および最終チューニングを無事完成いただきありがとうございました。
遅まきながらながら感想お送りいたします。
今年の2月、我が家に鎮座したMICHI X5S2、その時点でも見事な鳴りっぷりを披露していた。
しかしながら、時がたつにつれ行き詰まり感を覚えた私は、内部配線材交換含む最終チューニングをお願いした。

MICHIが我が家から離れている期間、以前の愛機、SIMAUDIO MOON 340d3PXのインテグレーテッドアンプが再登板。
最終チューニングまで終わっている340iは、とても涼やかで音抜けが良く、消え際のしなやかさ、音の繋がりの滑らかさにあらためて心奪われていた。
Great 16の持つエモさと340iのクールビューティーさが見事なマリアージュを披露していた。

2026年夏の自由研究は、MICHIの最終チューニングのみを考えていたが、夏前にライフサウンドの最新の研究成果を試聴し、飛躍的な音質アップが感じられたので相乗りすることとした。
アンプ含む改善メニューは以下の順で導入した。
①SONIC CORRECTORならびに接続用RCAケーブル(SUPER NATURAL極PLUS)導入
②SUPER NATURAL極スピーカーケーブル被覆交換
③MICHI X5S2最終チューニング
④スピーカー設置位置変更、FAZIOLIアンダーボード上から降ろしフロアボード直置き、同時に左右間隔、首振り角を調整
⑤GREAT 16スピーカースタンド受けとしてエボニーパッド導入
⑥エボニーバー導入、スピーカースタンド下およびスピーカー、ラック裏、合計5本
多岐にわたる改善をほぼ同時期に行ったが、チューニングレベルが揃った際の満足感を覚えると一気にやるしか無い。
①②は6/28付「お客様のご感想」にて呟いたが、一点呟いていなかったことがある。
RCAケーブルも過去導入分を活用出来たが、敢えて最新版を導入した。
チューニング世代が異なる機材が混じると、渋滞源になり持ち味が発揮されないのである。ほんのわずかな差であるが。
③の段階でMICHIの本領発揮。力強さと優美さと色彩の豊かさはお見事。
④ライフサウンドでのスピーカー設置見直しの一報を受け、我が家で導入したところ、フォーカスも残響も踏ん張りも改善された。スピーカー間隔狭めたのに音場が広がったのは嬉しい驚き。リスニングルームの特性によりマッチしたようだ。
ここまで来て気付いた次なる改善点は質量感の追加。黒檀素材の⑤⑥を導入した。
リスニングポジションとスピーカーの間だけでなく、スピーカー背面の質量感を同時に補うと、音楽の土台、旨味に効いてくることが分かった。クルマでいえば、大トルクで後押しされる感じ。
今回は夏休みを利用し、古くからの友人に試聴をお願いした。試聴した楽曲を紹介する。
石川セリ「翼 武満徹ポップ・ソングス」から

友人曰く「セリ+武満が一番美しく聴けた。音源がコンプ過多でなく、空間を活かしたダイナミックレンジが広いデザインをされているので、相性が良かった。
U2 'Joshua Tree'から’Where The Streets Have No Name’

いまとなっては古典ロックの名盤となった'Joshua Tree'だが、所有していたにも拘わらずほとんど聴いていなかった。
友人のリクエストで引っ張り出してみたらとんでもないご馳走であった。反省。
オープニング曲のWhere The Streets Have No Name。Brian Enoのキーボードによる厳かなイントロで始まるが、ただ事でないことが開始直後で判明。追ってThe Edgeによる超ロングリバーブを駆使したGuitarのリフがフェードイン、続くドラムスとベースが全体を鼓舞しながらBonoの歌唱が始まる。避けていた理由として、各パートが混濁して楽しめなかった。これが良い意味で整理され、細部の表現、見通しが分かるようになった。やがて曲の終わり、Guitarの最後の一音が消えるまで8秒ほどのリバーブが掛かっていた。消え際の美しさの再現、まさにSonic Corrector大活躍。
鬼太鼓座「怒涛万里」から「鼕々」

この16cm口径の中型スピーカーから超大型の太鼓、大桶胴の鳴りっぷりが再現されている様子に友人は驚いていた。
コーン紙の震えを体感してもらった。
以前の我が家の主力スピーカーとして活躍していた
直径1mは優に超える大太鼓、大桶胴の音がホールの奥からホール全体を響かせるように鳴る。
スピーカー全体でリスニングルームを響かせるGREAT 16では大桶胴の持ち味が活きてくるようだ。思えばTD510ZMK2では、楽器の位置関係は分かるものの豊かな響きには繋がっていなかったようだ。スピーカーの良し悪しというよりは録音との相性のような気がする。TDは響きより打点の再生に向いている。
山崎千晶・杉林岳 'Violin & Piano'から「人生のメリーゴーランド」

友人は市民会館の運営事務局を務めていたこともあり、音響エンジニアとのやり取りを通じて音源制作環境には明るい。
無加工の生録音デモ音源として友人に感想求めた。普段クラシックを耳にしないため先入観は無い。
「マイク一本で良く録れているようだが、空間、特に高さ方向が足りないのが惜しい。響きが潰されてしまっている。」
ヴァイオリン奏者の人数について質問を受けた。重音を駆使し表現に厚みを出していることを説明すると、独奏ヴァイオリンとは信じ難い様子であった。
Gonzalo Rubalcaba 'Suite 4 Y20'から'Here There And Everywhere'

1997年、ライフサウンドに初めて訪問した際にも試聴した曲。主役のピアノも寄り添うエレキベースも、重めのロングトーンがロマンティックさを産み出している。
この曲を聴く際、長らく重さを感じられずにいた。MICHI導入時も、BASSを+7まで上げてなんとか重さを確保していた。
今回の改善通じて、重さ、うま味、美しさ、全体のバランスが自然に取れたおかげで、BASS補完無しでも満足できるようになった。
かつてのTD510ZMK2では、機関銃の如くエレキベースやドラムスが飛んでくる様が楽しい反面、音のぷっつりと途切れているようで気持ちがスイングしない。一方、Great 16はミュージシャンが息を合わせて演奏している様子が良く分かる。つい身体が動いてしまう。
モントリブロ自然音ラボ「京都 水琴窟と自然音 癒しのリラックスサウンド」から「水琴窟の音 -さみだれ-」

水琴窟とくれば響きと倍音成分を味わう音源だと思う。今回のチューニング前とは別物のような豊かさと滑らかさが味わえる。まるで甕の中に頭を突っ込んでいるようだ。
私は皮膚科と歯科を除き、5年ほど医者通いせずに済んでいる。体調崩しても音楽を掛けながら寝床に入るだけで回復できてしまう。良い音を通じて癒しの効果をあらためて実感する次第である。
最後に友人のひとこと。
「自然で聴きやすく、それでいてスピード感もある。集中して聴いていたつもりだったが、気が付けば3時間休み無しで聴き続けたことに驚いた。映画も3時間はキツい。つくづくオーディオの道は一日にしてならずだな。」




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