チューニング終了ROTEL RA1592MkⅡ
- lifesound
- 3 日前
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「世界的に評価された優秀な製品なのに、なぜ手を入れる必要があるのか」との疑問に対して、店主の回答を、ここで少し呟かせていただきます。
世界的に優秀と評価されている製品に共通して言える課題、それは「内部配線材」にあります。
その多くは、細い線を撚り合わせた「撚り線」で構成されています。 撚り線の曲げ性は優れ、製造工程での取り扱いが非常に楽であるという、メーカー側の配慮があります。

画像右手にも沢山ありますね。(汗)
■撚り線の中に潜む「狭い隙間」という盲点
撚り線の構造をよく見れば、線と線が複雑に触れ合う「狭い隙間」が無数に存在します。 実は、この狭い空間こそが、音を滲ませる原因となります。本来、信号は一点の曇りの無い、淀みなく流れるべきですが、撚り線の中では信号が迷走し、結果として音のピントをぼやかしてしまうのです。
「なぜ、撚り線の中の信号が迷走するのか?」 信号は常に最短距離を探していますが、撚り線の中では無数の素線が不定期に接触と解離を繰り返しています。 信号は素線から隣の素線まで無数に「ジャンピング」を繰り返しながら進みます。
その飛び移る瞬間、ミクロの隙間では「小さな雷」が落ちるような激しいスパークが発生します。 さらに、そのエネルギーによって素線同士が瞬間的に適合する「物理的な衝突」が発生しているのです。
この「小さな雷」と「素線の衝突」が発生するたびに、本来の音楽信号とはまったく無関係で、激しい「衝撃」や「微細なノイズ」がその場で生まれるのです。
■信号の流れを乱す「たわみ」の連鎖
さらに、撚り線は、曲げ性が良いために、配線の取り回しで無理に曲げられることが多々あります。 しかし、線材を曲げれば、その内部では「狭い空間」がさらに不均一に広がります。 これが「たわみ」です。
この事実が決まる結果が「音のピント」が決まらない理由です。 電気が通る道が一定ではなく、場所によって隙間が変わると、信号の中継に微小な時間差や混乱が起こります。 これが音楽に関しては、「音の輪郭のボヤケ」を招きます。 本来、一点に決められるべきヴォーカルの口元が、たわんだ線材の中を迷走することで意識が甘くなってしまうのです。
■音楽の「芯」が失われる
たわまされることで、、細い線材同士の空間が広がることにより、信号の流れに複雑な不連続性が生じます。音楽の基盤となる「エネルギーの密度」がどこで希薄になり、いつまでもなったり、存在感があったような現象が、見事な空間に生まれます。さらに「たわみ」は規則的起きません。不規則に発生するものですが、余計事態を悪化させてしまうこといなります。(これはスピーカーケーブル、RCAケーブル、XLRケーブル、デジタルケーブル全て同じです。)
■信号の「迷走」というリスク
この微小迷走が、聴感上では「不自然な付帯音」や「音の濁り」として現れるのです。 優れた設計のアンプであっても、この「たわみ」から生まれた情報の欠落を、後から補うことはできません。
世界的にみても優秀なROTELであっても、この難儀な素材の影響を受けています。ですから根治療法が必要になるのです。それがライフサウンドのチューニングなのです。
今回、浜松のOさんに納品したRA1592Mk2も徹底にチューニングをしました。今回の呟きは、配線材を中心にしたつぶやきですが、其れ以外にも行っており。これにより上位機種を脅かすほどの再生が実現しています。



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