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本当の事が言えない世界!?


店主がこの業界に入って30年が経過しました。

それまでは一般的な仕事をしていました。外資系損害保険の代理店です。そして、趣味としては、14歳から始めたクラシックギターの演奏でした。そこで経験したことがオーディオ機種の選択にも影響を与えているようです。


お店を始めるにあたり、全くの素人なので機器選択をして環境をある程度整えたら良いと思っていました。しかし、ある輸入元の社員の方が「どうやってお客様をお招きするのですか?」と極めて当たり前な質問をしてくれました。(汗)

しかし、店主は不思議な自信があり、「大丈夫、来てくれるよ」と真面目に答えました。

すると「そんなの無理ですよ~!!だって、このお店としての住所は一般の方は何も知らないですよ!!、どうやってお店を探すのですか?」と極めて真っ当な意見を言ってくれました。それはそうだなと、やっと気が付いた店主でした。(笑)

そこで彼は「オーディオ雑誌があるから、そこに広告を出すしかないですよ!!!」と強く進言してくれました。

そこで、当時有名だった雑誌社の名前を教えてもら広告掲載について電話をしました。

相手にしてくれたのはオーディオアクセサリーで有名だった音元出版さんでした。

当時の編集長は佐々木女史でした。


快く、こちらの依頼を引き受けてくれ、ライフサウンドまで来てくれました。

そこで佐々木女史の提案が「折角、開店したのだから見開きでドーンと出したら?」ということでした。

そして、「開店の祝いに広告代は半額で良いですよ。」という有難いご提案を頂きました。

それで広告を出して仕事が始まりました。


ライフサウンドの方針は以下の通りでした。


  くつろげる環境で試聴をすることです。理由は以下の通りです。


① 家庭で音楽再生を楽しむのですから、靴を履いて音楽を聴いていないと思うので、ライフサウンドでも靴を脱いで試聴が出来る環境、つまり一般住宅での試聴です。

② 様々な人が出入りする環境では落ち着いて試聴が出来ない。雑音も多いので再生の妨げになる。それで予約制に。


③ 余計な他の機器は置かない。他の機器があると音響的障害になるからです。

   

というようなことを佐々木女史にもご説明しました。それを聴いて彼女も「面白いですね!」と同意をしてくれて先のご提案を下ったのでした。


そして、何年かお付き合が続いたところで、ある質問をしました。

「どしてあのようなものを評価するのです?」と。

それは大した事が無いと感じられるものを「印象」を与える記事を読んだからです。

業界に疎い店主の稚拙な質問に、佐々木女史は、丁寧に以下のように答えてくれました。

「それは、過去にオーディオアクセサリーで、ある製品に対して厳しい評価をした記事を載せたら、そのメーカーは潰れてしまったの。だから、製品の評価は読者の皆さんに判断をして頂き、我々は情報としてお伝えするだけにしたのですよ。」

そのご回答に、この業界に疎い店主は納得させられたのでした。

(残念ながら佐々木女史はすでに他界されてしまいました。)


また、出版社で試聴をお願いした時に、試聴をして下さった評論家の先生に単純な質問をしました。「なぜ、こんな音が眠い機種で試聴をするのですか?」と

すると「こんなの認めないよ!」と言い終わると、その機種をけ飛ばすようなアクションを取られました。

それはびっくりしましたが、どうも訳がありそうなので、それ以上は突っ込んで質問をすることは止めました。


それは、その評論家だけでなく、お付き合いした多くの方が同じお気持ちのようでした

中には、これな「内緒だけど」と言いながら、ご本心を教えて下さった方もおられました。

趣味の世界ですから、こうだと言い切れないところあるのですね。


全て佐々木女史の答えで結論が出ているのですね。


前置きが長くなりました。

ライフサウンドはどうか? と言われると出来るだけ本心を伝えています。全て経験した事ばかりです。



押しかけ女房の様に来たROTELのRB-1582MKⅡについてはあまり呟いていません

というのは不満があったからです。チューニングはしておきましたが、根本的な部分は未だ手を付けていなかったかのです。


やっと時間が出来たので工場に持ち込み、問題を感じた部分の配線を交換を依頼したところ

工場長から「ここも直せるよ」と提案されました。

「そこもやってもらえるの!」という事で、帰宅後、必要な配線材を用意して工場へ送りました。


そして、昨日仕上がって来ました。

試聴の結果は・・・・・・

次回に呟きたいと思います。









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