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本来の姿に

  • lifesound
  • 7 分前
  • 読了時間: 4分

新しいスピーカーが沢山出来上がっているオーディオの世界です。

が、その性能は新しい素材、電気的テクニカルの優秀さを中心に作られていると思います。

そして、計測的優秀さに重心が置かれていると思います。

それは、それで素晴らしい取り組みなのかもしれません。

しかし、店主はそれでだけでは満足出来ない経験をしています。

最近もフランスのスピーカーでそれを体験しました。素晴らしい技術、オシャレなデザイン、利便性など、まさに先進的な存在でした。

しかし、実際に音を聴いてみると「無機質」な感じが否めません。

これは趣味の問題かもしれません。このスピーカーに限らず、同じ様なことを繰り返しているスピーカーが多いことに、この仕事をしていて「良いスピーカーが無い無い」と呟かされる経験を繰り返していました。

ですので、呟いているばかりでは人生を無駄に過ごしていることになります。

そこで、オリジナルスピーカーを作ろうという「尊いようで無謀な」なことを考えたわけです。

分かっていたけれど、どこまで出来るか取り組んだのですが、その試みは、あっという間に消えてしまいました。

しかし、その志が招いてくれたのがマークオーディオのユニットとの出会いでした。

それから、フィデリティムサウンドへつながり、ライフサウンド的方向性と合致したスピーカーを作ってもらっているメーカーとの出会いとなりました。

そして、中島社長にもお願いをして、オリジナル化をさせて頂き誕生したのが、これまで、ご紹介しているスピーカーたちです。

ライフサウンドの理念には「全てのものは共振共鳴する」というものがあります。

どんなに電気的な技術が優秀でも、使用されている素材の音が、共振共鳴します。

特にスピーカーのキャビネット(箱)が天然ではない、楽器には使われないものであれば、スピーカーユニットが優秀であれば、あるほど、天然の良質な楽器に使われいない素材に支配された音になります。MDFや突板で装飾されたもの、合板などなど。その素材の音が見事に乗ります。その中でもTDシリーズはキャビネットの音が乗らないような技術をもって頑張っています。

しかし、楽器などで生まれてくる音は振動+共鳴なのですね。片方だけでは、片手落ちになります。そして、ある有名なメーカーに質問をしました。

「あなた達は素晴らしいスピーカーユニットを製作していますが、何故、それを収めるスピーカーキャビネットはHDFを使うのです?天然の素材を使わないのですか?」と。

素晴らしいメーカーさんなので回答をくれました。

「天然素材は音の管理が難しい」との回答でした。成程と思いました。

確かに楽器製作においても、素材を選び、その使い方を研究しています。量産するには難しいことをして楽器は製作せています。しかし、量産品は合板を使ったして、楽器のような姿に仕上げています。しかし、得られる結果は満足出来るものではありません。

音の響きの純粋性が落ち、演奏者自身が満足できない結果になります。

それらの問題を解決してくているのがフィデリティムサウンドのスピーカーたちなのです。

その素材を使ってライフサウンドの30年の経験を持って内部配線材、スピーカーの磁気回路へのチューニングを行うことで、やっと店主も満足できる結果が得られました。

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しかし、オーディオの神様は、さらに成長するようなチャンスを与えてくれました。

吸音材です。この素材に対してもヒントを降ろしてくれました。

これはライフサウンドにおいては10年も前から与えられていたものでなのです、使い方についてはアイディアが浮かばす貴重な素材として保管をしていました。

それが中島社長にヒントが降りて、違う素材ですが、それを使用して新しいスピーカーに

取り付けたところ、それは素晴らしい音楽性を得られることになったのです。

ライフサウンドにおいて以前は「真綿」なども使いましたが、虫が湧くとベテランのエンジニアに言われて断念していました。


それが今回の件で克服することが出来たのです。

便利さでは、これまでの吸音材が一番素晴らしいのですが、良い音楽再生とは、使用されている楽器の持つレベルを損なわないようにすることが求められているのです。

スピーカーユニットの測定的優秀さは当然必要なことですが、それだけでは不完全なのです。

そして、店主が現在取り組んでいるのが、量と形状などについてテストをしています。

ですのでブログで呟く時間が減っていますが、これはテストが落ち着くまで続くことになります。

来年にはさらに本来の姿でる再生に大きく関わるスピーカーの再生レベルを上げてご紹介出来ることになると思います。






 
 
 

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